司法制度論。
裁判所にもいろいろあります。
簡易裁判所、地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所。
んで、まぁ、裁判所の出しだ判決ってのは判例として残るわけです。
我々が基本的に参照するのはもちろん最高裁判所の判例。最も重要です。
最高裁判所が過去の最高裁判所の判例と抵触する内容の判決をしようとする場合、必ず大法廷で行わなければなりません。
まぁ、判例っていうのはそれくらい重要な先例としての価値を持った存在だということです。
そしてみなさんご存じの通り「最高裁判所」は、普通略して「最高裁」と呼ばれます。
しかしさらに略して単に「最高」とも呼ぶことをご存じでしょうか?
「あの裁判は、結局原告が上訴して最高まで行ったんだよ」
とか
「高裁では原告が勝ったんだけど、結局最高でひっくりかえっちゃったんだよ」
とか
「あそこのケーキは最高だよ」
なんて風に使われます。
つまり「最高裁の判例」は「最高の判例」とも言うわけです。
「この点に関する最高の判例はありますか?」
とか授業でも聞かれます。
最高の判例…
この言葉を聞く度、オレの頭の中では、
「いやぁ、この判例ほんっと最高だよ!!」
と言う猪瀬くんの爽やかな声が聞こえてくるのです。